平成23・24年度文部科学省特別支援教育総合推進事業2年次報告会を開催(附属桐が丘特別支援学校)

附属桐が丘特別支援学校(板橋区)は、2月7日(木)・8日(金)の2日間、平成23・24年度文部科学省特別支援教育総合推進事業2年次報告会を開催した。今回同校が文部科学省より委託された事業は、特別支援教育に関する教育課程の編成等についての実践研究であり、「肢体不自由教育の専門性に基づく指導の展開‐学習に難しさのある子どもの目標設定と指導の重点化‐」をテーマに取り組んだ2ヵ年の研究成果を発表した。同報告会には、全国から教育関係者や学生ら約140名が集まった。

初日は午前中に研究概要の説明があり、午後は研究の中心教科であった国語、算数・数学についてさらに詳細な成果が発表された。2日目は国語、算数・数学の各分科会において、通常の進度での学習が難しい子どもの教科指導について、研究授業を交えた具体的な実践が報告され、活発な協議が行われた。また今回委託された事業には含まれないが、「知的障害を併せ有する児童生徒に対する教科に基づく指導」をテーマにした分科会も開かれ、重複障害のある児童生徒を対象に、今回の委託事業の成果を踏まえた実践も紹介され、多くの参加者を集めた。

最後に、文部科学省初等中等教育局特別支援教育課の下山直人特別支援教育調査官から指導講評があり、共生社会の形成を目指す特別支援教育の動向を踏まえた中での今回の研究の位置づけと意義が述べられ、同報告会は終了した。
参加者からは、「指導内容の精選・指導の重点化について大変詳しく発表報告をいただき参考になった」「系統性のある研究内容について知り、指導内容の精選と障害上の特性とのかかわりの重要性が分かり良かった」「肢体不自由教育や教科指導の内容について論理的に知ることができよかった」などの感想が寄せられた。

今回発表された研究成果については、報告書が作成され、3月中に全国の肢体不自由特別支援学校や都道府県教育センター等に発送される予定となっている。

全体会の様子

研究授業の様子(小学部)

研究授業の様子(中学部)

指導講評をされる下山調査官

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