復興教育支援事業シンポジウムを開催(理療科教員養成施設)

東日本大震災から1年8ヶ月後の去る11月18日(日)、東京キャンパス文京校舎で復興教育支援事業シンポジウム『盲学校理療科における防災対策』(文部科学省復興教育支援事業)が開催された。

「理療」とは、鍼・灸、あん摩・マッサージ・指圧の総称で、本施設は、この理療の教科を担当する教員を養成する国内で唯一の文部科学省が指定した機関。

13時から開催された第1部講演では、加藤俊和氏(日本盲人福祉委員会東日本大震災支援担当)が「視覚障害者の犠牲と困窮を軽減する防災への対策-理療の役割と幅広い支援-」をテーマに講演。「被災地で視覚障害者の理療専門家(施術者)の方々は、もっと復興支援に参加できる。特に避難所等でのあん摩・マッサージの治療奉仕が重要。」と語った。

第2部シンポジウムでは、宮本俊和施設長がコーディネーターを務め、被災した宮城、福島、岩手、茨城の理療科教員8名が加わり、盲学校の防災教育について、活発な意見交換がおこなわれた。また、盲学校理療科生徒による仮設住宅居住者への鍼灸マッサージボランティアについて紹介があり、健康維持や疾病予防の観点から定期的な治療を希望する居住者が約70%近くいることが報告された。

なお、本シンポジウムの成果を基に、今後は防災マニュアルの作成を予定している。

加藤俊和氏

シンポジウムの様子