筑波大学附属視覚特別支援学校で国際理解推進特別授業を実施

 去る12月5日、筑波大学附属視覚特別支援学校の中学3年生を対象に東京外国語大学特任助教のモハメド・オマル・アブディン氏を招き、国際理解教育推進のための特別授業を実施した。

 アブディン氏は生まれつき全盲でスーダン出身。16年前に来日し、福井県立盲学校、筑波技術大学、東京外国語大学、同大学院修士課程及び博士課程に学び、現在は同大学特任助教。  特別授業の中では、自身のスーダンでの学習環境を振り返り、日本の視覚障害の学習環境の現状がいかに恵まれているかといったことやスーダンの視覚障害者支援のために寄付を募り、点字盤を送る活動などを実施したことを紹介した。具体的にはスーダンでは視覚障害児の8割が小学校にさえ通えていないということや更に中学校に進学するには試験があり、狭き門になっているという現状が説明されたが、この現実は生徒にも衝撃的だったようである。

 質疑応答では「日本食で何が好きですか。」や「日本に来てびっくりしたことは何ですか。」というような質問から「今の日本の政治をどう思いますか。」、「日本ハムの大谷選手の二刀流をどう思いますか。」などの幅広い質問が出されていた。生徒からは、「どの質問にも幅広い知識を基に、自分の意見を持ち、堂々と話しているのに驚いた。」、「外国の人に語ってもらい、より日本のことが理解できた。」というような感想が出され、日本と自分たちの環境を見つめ直し、グローバルな視野で自分の意見や考えをしっかりと持つことの大切さを学んだ国際理解の授業となった。

授業の様子

授業の様子

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