附属聴覚特別支援学校と日出学園高等学校との連合チームが千葉県高等学校軟式野球大会に出場

附属聴覚特別支援学校高等部軟式野球部が日出学園高等学校との連合チームを結成し、10月1日(月)に開催された第53回秋季千葉県高等学校軟式野球大会に出場した。

附属聴覚特別支援学校は千葉県市川市に住所を有し、幼稚部から高等部専攻科を設置する我が国唯一の国立大学法人の聴覚特別支援学校である。一方、日出学園高等学校は、同様に千葉県市川市に住所を有し、同一敷地内に幼稚園から高等学校までを擁し、一貫した教育方針に基づいた教育を行う学校である。両校は、部員数が少なく、通常であれば秋の大会に参加することはできなかった。しかし、附属聴覚特別支援学校では、近隣にある小中高等学校等との交流及び共同学習に積極的に取り組んできた背景もあり、日出学園高等学校に連合チームの結成を提案したところ、快諾いただき、大会出場の運びとなった。

連合チーム発足当初は、両校の選手ともにかなり緊張しているようであったが、板書などで自分なりに意思疎通をはかっていた。附属聴覚特別支援学校の選手は守備位置や打順に関わる数字の手話を教えていた。日出学園高等学校の選手も大きな身振りを交え、一生懸命話していた。数日間の合同練習を経て大会に参加した。大会では、1回表、いきなり3点を失ったが、チームワークで必死に相手チームに挑み、その後、互角の勝負をしたものの、6対8で惜しくも1回戦敗退となった。試合終了後、スタンドの外で、当校と日出学園の生徒達がさわやかな笑顔で握手し合っていた姿が見られた。障害のある子どもと障害のない子どもが、同じ一つの目標に向かって、ともに笑い、ともに汗をかいている姿は印象的であった。障害のある子どもと障害のない子どもとの交流は相互理解を深めるきっかけとなるが、今回のように形式が定まっていない活動では、子ども達同士が試行錯誤しながら意思を伝え、感動を分かちあい、互いの人間関係を深めていくこととなる。今回の活動は、生徒にとって、障害の有無という枠ではなく、一人の人間として向き合い、本当の意味での相互理解につながる貴重な体験であった。

連合チームでの練習

試合終了の整列

円陣を組んで試合に臨む

チームメイトと握手(試合終了後)

 

【関連リンク】 附属聴覚特別支援学校HP
高等部軟式野球部、附属聴覚と日出学園の連合チーム結成(2012/09/19)
附属聴覚と日出学園との連合チームの練習が学校近くの江戸川河川敷で行われました(2012/09/26)
附属聴覚・日出学園連合チームが善戦しました(2012/10/03)

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