教育長に附属視覚特別支援学校中学部生徒が受賞報告

1.茂呂雄二教育長に第41回少年の主張全国大会で内閣総理大臣賞受賞の藤田大悟君が受賞報告

12月13日(金)に藤田大悟君(附属視覚特別支援学校中学部1年)が教育長室を訪問し、茂呂雄二教育長に第41回少年の主張全国大会最高賞の内閣総理大臣賞受賞について報告をしました。

藤田大悟君は12月8日(日)に行われた「第41回少年の主張全国大会」(国立青少年教育振興機構主催)において、関東地区代表として発表を行い、審査の結果、最高賞の内閣総理大臣賞に選ばれています。

 

○受賞までの経過

第41回中学生の主張東京都大会に「心の扉」を応募し、作文選考で上位10名に選ばれました。そして、9月8日(日)に東京都民ホールで発表し、審査の結果、最高賞の東京都知事賞を受賞しました。その後、東京都代表として関東地区大会に進み、全国大会に出場できる関東地区代表の3名に選出されました。

12月8日(日)の第41回少年の主張全国大会に、全国から選ばれた12名の生徒のひとりとして出場。出場者の中で1年生は藤田君だけでしたが、「自分の体験からつかんだ事が皆さんに伝わるように、心を込めて話す」態度で堂々と「心の扉」を発表し、みごと最高賞の内閣総理大臣賞に輝きました。(この大会には全国から約48万人が参加しています。)

○「心の扉」主張内容の要旨

小学校時代のクラスメイトとの苦い体験から、口惜しさと孤独を感じていた。しかし一方で、自分自身も心に鎧をつけクラスメイトに対してバリアを張っていて、自分の視覚障害を皆にわかってもらう事をしてこなかった事に気づいた。そこで、自分の見えにくさを体験してもらい、障害について知ってもらうスピーチを、勇気をふるって行った。その結果、クラスメイトに自分という人間をわかってもらうことができ、仲間として受け入れてもらえたと実感できた。この事から、お互い認め合っていくためには、相手にばかり求めるのではなく、自分も心を開いて一歩踏み出す事の大切さを知った。この体験をもとに、これからもいろいろな事にチャレンジしていきたい。

 

 

2.茂呂雄二教育長に第69回ヘレン・ケラーコンクールでヘレン・ケラー賞受賞の合唱・合奏部生が受賞報告

12月13日(金)に附属視覚特別支援学校中学部合唱・合奏部5名が教育長室を訪問し、茂呂雄二教育長に第69回ヘレン・ケラー記念音楽コンクール最高賞のヘレン・ケラー賞受賞について報告をしました。

中学部合唱・合奏部は11月16日(土)に行われた「第69回ヘレン・ケラー記念音楽コンクール」(東京ヘレン・ケラー協会主催、毎日新聞社など後援)において、重唱・合唱の部第1位となり、審査の結果、最高賞のヘレン・ケラー賞に選ばれています。

 

同コンクールは、東京都文京区のトッパンホールで行われ、今年度は全国から53人が参加しました。中学部合唱・合奏部は男女5名の部員で、無伴奏のロシア民謡「小さなしらかば」にチャレンジしました。一人ひとりが異なったパートを歌う、とても難しい曲でしたが、お互いの声を聴きあいながら良いハーモニーを作り上げました。審査員の先生からは、「ハーモニーした時の響きが増し、それが又見事でした」「バランスが取れていながら、各声部の独立性もあってとても楽しめました」などの講評をいただきました。

 

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