附属駒場高等学校(生徒)

黒姫高原共同生活体験からえられたもの

僕が黒姫高原共同生活に参加した理由は、楽しそうだと思ったからという至って単純なものであったけれど、黒姫から3ヶ月以上が経った今でも、楽しかった思い出はかけがえのない存在であり、この共同生活のもつ最も大きな意味はその楽しさであったのだろうと考える。誰かと一緒に生きるためには、まずその人と自分が関わりをもたなければならないし、なるべくなら良い関係を築きたい。僕は今まで、「ともに生きる」ためには、自分が何をできるのか自覚することが大切だと考えてきたが、きっとそれは違うのだろう。もちろん、自分の強さで周りの弱さを助け、自分の弱さは周りの強さに助けてもらうことが「ともに生きる」ことだという考え方は変わらない。その上で、自分以外が自分の得意なことやそうでないことは何なのかを意識してくれることこそが重要なのだと気づかされた。そして、そういうコミュニティをつくろうとした時に、最初に楽しい経験をともにすることは、お互いを理解する一つのきっかけとして素晴らしいと思う。一見当たり前のことを言っているようで、そういうことができる環境は少ない。僕は黒姫高原共同生活から、楽しさを共有する喜びを学んだ。

筑波大学附属駒場高等学校2年 男