教育長のひとこと NO.12

新年のご挨拶がとんでもなく遅くなってしまいました。

2018年が始まりました。今年の冬は、インフルエンザが猛威を振るっています。附属学校群でも、学級閉鎖となっている学校もあります。子どもたちに流行しているのは、インフルエンザBが多いようです。インフルエンザBは、インフルエンザAよりは症状が軽いことが多いと言われていますが、インフルエンザはインフルエンザです。早く流行が収まって欲しいと思っています。

ところで、1月22日、関東は大雪に見舞われました。雪国でない地域の雪は、交通に大きな影響を与え、今回も、道路も鉄道も空の便も混乱しました。幸い、交通は落ち着きましたが、寒い日が続いています。インフルエンザや風邪は、冬に多いため、寒いとこうした病気にかかりやすいと言われます。現象としてはその通りなのですが、寒いという気温低下よりも、寒い時期は空気が乾燥しやすいことの方が、こうしたウィルスの感染を起こしやすいと言われています。低温で乾燥した環境では、ウィルスが長時間生き延びやすく、それだけ感染する機会が増えることになります。また、低温と乾燥は、鼻やのどなど空気の通り道である気道の抵抗力を弱くすることも知られており、そうしたことも感染が起こりやすいことと関係していると言えます。インフルエンザの感染予防には、マスク、うがい、手洗いと言われることがありますが、この中で最も有効なのは手洗いだと言われています。食中毒予防だけでなく、インフルエンザ予防にも手洗いが良いですので、学校、家庭できちんと手洗いをされることをお願いいたします。

 

さて、今回は、小学生の年代(7~12歳)の子どもたちの心の発達です。この時期は、自己中心的な考え方が薄れ、客観的に考えることができるようになっていく時期です。いろいろなことを理解できるようになり、考えること自体、あるいは、知らなかったことを知るという知識を得ること自体が楽しさを与えてくれるものとなると言われています。小学校に入学したばかりの1年生は、どの子も「勉強するんだ!」という気持ちがはち切れんばかりにあふれた状態で学校に向かっています。子どものレベルに合った適切な課題、刺激を与えられることで、達成感が得られ、知識欲、学習欲は高まっていきます。反対に、課題への取り組みに失敗ばかりしていますと、自信をなくし、学習に取り組む意欲が低下しやすくなります。

こうした知識欲、学習欲は、周囲から評価されることで強められます。学校という社会に入ることで、家族よりも学校の中で評価されることに価値を見いだすようになります。学校の先生や友だちから評価される経験は、集団にいることの楽しさや安心感・充足感につながっていきます。

このように、基本的に、子どもたちは、「勉強」が好きであり、小学生の年代はその思いが一番強い時期といえるでしょう。私たちは、勉強したいという期待と意欲で入学してきた子どもたちを勉強嫌いにしないようにしなければいけません。結果(成績)を他の人と比較したり、やってもやってもすぐに次の課題をやることを要求したりすることなく、子どもたちがのびのびと知の世界で遊べるような環境と対応を考えたいものです。