「科学の芽」賞10周年記念シンポジウムを開催
6月29日(月)に、朝永振一郎記念「科学の芽」賞10周年シンポジウム「科学の芽を育てるために」が、筑波大学主催、毎日新聞社後援のもと、筑波大学東京キャンパス文京校舎1階ロビーにおいて開催されました。
朝永振一郎記念「科学の芽」賞は、本学の前身校である東京教育大学の学長を務められ、ノーベル科学賞受賞者である朝永振一郎博士の功績を称え、それをこれからの若い世代に伝えていくとともに、小・中・高校生を対象に自然や科学への関心と芽を育てることを目的として、朝永振一郎博士生誕100年記念事業として始められました。
シンポジウムは、この「科学の芽」賞が今年度10周年を迎え、未来を担う子どもたちに科学に興味を持たせ、その興味の「芽」を育てるためにどのようにしたらよいかということについて議論を深め、未来の科学者の育成に資するために開催されました。冒頭、永田恭介筑波大学長が開会の挨拶を行い、ファシリテーターに須藤 晃氏(毎日新聞社)、パネリストに教育実践の現場から鷲見辰美教諭(筑波大学附属小学校)、「科学の芽」賞を連続して受賞している学校から木村亨教諭(青森県立名久井農業高校)、大学の研究者から澤村京一准教授(筑波大学生命環境系)、高校時代に「科学の芽」賞を受賞した大学生(筑波大学)を迎え、子どもたちの「科学の芽」を伸ばすため、学校現場や社会がどのようにすればよいかなどについて、約1時間、熱心に議論が行われました。会場には約80名が来場し、熱心な議論に耳を傾け、理科教育の発展に有意義な場となりました。