アジア各国の教育関係者が筑波大学附属視覚特別支援学校を訪問

YASMIN HUSSAIN博士(ディレクター)を始めとする東南アジア教育大臣機構(SEAMEO)特別支援教育部門(SEN)の3名の代表団が、6月10日(火)、日本の教育関係機関訪問の一環として、筑波大学附属視覚特別支援学校を訪問した。

 当日は、学校概要説明の後、授業を参観いただいたが、中学部の体育では、生徒たちがフロアバレーボールで、床面を転がったり跳ねたりするボールの音や支持を聞きながらプレイする姿や数学の授業の様子を熱心にご覧になっていた。また、職業課程である鍼灸手技療法科において、各学年に2名ずつのアジア近隣からの留学生枠を設けていること、留学生の授業の様子に関心を持たれていた。

 また、去る5月中旬には、ダスキン・アジア太平洋障害者リーダー育成事業による研修としてフィリピン、インドネシアからそれぞれ1名の研修生が1週間の研修を行った。各国・地域で地域社会のリーダーを志す障害のある若い世代を対象とした本研修の一環として本校で研修を行ったが、各教科の授業見学や講話から多くの学びを得たようで、「教材を自分で工夫して作って、生徒が理解しやすいように授業を創っているのはすごい」、「とても役立つ教材の情報が得られた」などの感想が出された。

 なお、5月末には、アフガニスタンからの研修生15名が視察に来校するなど、今年度に入ってから海外からの訪問や研修者が途切れることなく、同校は、グローバル化を実感しながら、視覚障害教育についての発信と交流を進めているところである。

SEAMEO訪問団の皆様

SEAMEO訪問団の皆様

 

アフガニスタンからの訪問者が理科の授業を視察

アフガニスタンからの訪問者が理科の授業を視察

物理の実験装置の説明を受けるダスキン研修生

物理の実験装置の説明を受けるダスキン研修生

 

 

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