台湾国立台中第一高級中学訪問と研究交流(附属駒場高等学校)

 筑波大学附属駒場高等学校(筑駒)の生徒16名と教員4名が12月12日(水)と14日(金)の2日間にわたり、台湾国立台中第一高級中学(TCFSH、日本の高等学校に相当)を訪問し、授業参加や研究交流を行った。

 筑駒では、スーパーサイエンスハイスクール事業の一環として、国際的に活躍できる科学者やリーダーの育成を目指し、国際交流の充実を図っている。TCFSHとの交流を開始して今年で4年目を迎えるが、単なる学校訪問にとどまらず、研究発表や授業参加等を通じての交流は、相互理解を深める上で高い効果をあげている。今年の訪問では、初日に化学と生物の生徒実験に参加した後、学校紹介を英語で行った。また、2日目には研究発表会を実施し、TCFSH生徒による司会のもと、筑駒から8報、TCFSHから5報の研究発表と質疑応答が英語で行われた。発表分野は、物理・化学・生物・数学が中心であるが、天文学や都市の洪水対策、言語による比喩表現の比較などもあり、多彩な内容であった。

 また、生徒どうしの交流はそれだけにとどまらず、昼休みを利用してバスケットボールやテニスなどのスポーツで汗を流したほか、研究発表会の終了後には、TCFSH生徒の案内により台中市内の夜市へ出かけてさらに交流を深めるなど、両校生徒にとって大変楽しく貴重な機会となった。互いに、メールアドレスなどを交換した生徒も多く、このような取組を通じて、国を超えた友情が育まれている。

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