教育研究会を開催(附属駒場中・高等学校)

平成24年11月17日(土)に附属駒場中・高等学校が教育研究会を開催した。

今年度のテーマは「 探究心をはぐくむ教育」である。今年度、当校は文部科学省より3度目のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受け、従来の研究をさらに発展させ、「豊かな教養と探究心あふれるグローバル・サイエンスティスト(global scientist)を育成する中高大院連携プログラムの研究開発」のテーマで、世界的な視野で物事を探究する人材の育成に取り組む予定である。また同時に、今年度から筑波大学と連携した「トップリーダー育成のための教育の高度情報化事業」もスタートした。こちらでは3年間の事業の中で、そのような人材を育てるための情報環境整備を進めていく予定である。

上記いずれの事業にも共通している問題意識は、生徒の探究心を育てるということである。そこで、2012年度教育研究会では、「探究心をはぐくむ教育」を研究主題として、日常の授業の中で、どのような取り組みで生徒の探究心をはぐくむことができるのか、あらためて考え直す場とした。

今年度の公開授業と研究協議会は、社会科(地歴科)、理科、英語科で教科別に実施し、その後、国士舘大学准教授桑田てるみ氏による講演会「探究心をはぐくむ学校図書館」を開催した。生徒が自ら問題を設定し探究するいわゆる「探究型学習」を進める上で、鍵になると言われる学校図書館、その意義と活用法についてお話があった。

教育研究会では、約200名の参加者との活発な意見交換もあり、盛況のうちに幕を閉じた。なお、この教育研究会は、筑波大学教員免許状更新講習の附属学校実践演習も兼ねている。

桑田てるみ先生の講演

社会科

理科

英語科

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