海外派遣生徒による追体験講座を開催(附属駒場中・高等学校)
3月11日(月)に、筑波大学附属駒場中・高等学校が国際交流プロジェクト企画として海外派遣生徒による「追体験講座」を開催した。
当校は、筑波大学の附属学校として中期目標・中期計画で「国際教育拠点」となることを掲げており、SSH研究開発学校であることの利点を活かし、積極的に国際交流を行っている。
本年度は、「東芝地球未来会議」(タイ)、オーストラリア理数系授業体験プログラム(都立小石川中等教育学校のコアSSHへの協力)、当校のSSHでの生徒交流研究会(台中第一高級中学/台湾)、トーマス・ジェファーソン高校サイエンス研修(横浜サイエンスフロンティア高校のコアSSHへの協力)をはじめとするさまざまなプログラムに、延べ約40名の生徒が参加している。しかし、それでも海外に行ける生徒は限られているので、在校生、とくに中学生対象にその成果を伝えていこうとして、この追体験講座を企画した。自由参加であったが、約40名が中学生を中心に集まった。
それぞれの海外研修につき各2名の高校生が講師となり、研修の概要や体験談をスライドを使って披露した。講師となった高校生たちは、研究発表会への準備やプレゼンターとしての発表、海外の生徒との交流を通して感じたこと、派遣された国の文化や人々の考え方に触れて考えたことなどについて語った。実際の海外渡航から数ヵ月が経過しているため、国際交流への意識の変化などについて整理することができたという点で、彼ら自身にとっても有益であった。
講座に参加した中高生たちは、海外との交流に大いに興味を持ち、質疑応答の中、外国への関心や海外派遣参加に対するモチベーションが高まったようである。