筑波大学附属学校の教員がタイ王国にて授業公開

去る9月13日、筑波大学附属小学校の笠雷太教諭及び同附属高校の川﨑宜昭教諭がタイ・コンケン大学教育学部主催の第7回教育研究国際会議(ICER)で、教育関係者約800人が見守る中、タイ語の通訳を介し、模擬授業を行った。本ICERは、筑波大学が共催したコンケン大学APEC国際会議と同時開催された。

筑波大学は、附属学校を中心に授業研究を推進し、日本の学校教育改革をリードするばかりでなく、教育開発国際協力研究センター(CRICED)が、附属学校教育局、附属小・中・高校の協力のもと十余年にわたり、タイ国内の算数・数学授業研究プロジェクトを支援しており、附属学校の算数、数学教員を派遣してきた。また、CRICEDの礒田正美教授は、コンケン大学のMaitree Inprasihta教育学部長とともに、算数・数学向け防災教育教材を開発するAPEC21カ国・地域防災教育プロジェクトを推進している。

教諭らは、模擬授業の後、現地の教育関係者と教育や授業論全般について意見交換、初等中等教育における諸問題について議論を行った。国の違いはありながら、教育に携わる多くの人との交流を通して世界を広げる貴重な経験ができた海外研修であった。

図工の協議会において討論を行う笠教諭(中央)

図工の協議会において討論を行う笠教諭(中央)

数学の協議会に臨む川崎教諭

数学の協議会に臨む川崎教諭