筑波大学附属視覚特別支援学校の生徒がインドを訪問
筑波大学附属視覚特別支援学校専攻科鍼灸手技療法科の生徒2名が7月22日~8月7日の10日間、インドを訪問した。
同校は、JICAの委託を受け、「インドにおける視覚障害者の職業教育支援」事業を展開しており、今回の訪問は、インドでの手技療法教育普及のための啓蒙活動に参加し、現地学生と交流しながら手技療法や日本文化を紹介する中で、国際感覚を養い、アジア諸国の中で日本の視覚障害教育が果たすべき役割についての考察を深めるという目的で行った。
現地では、インドの指導者養成課程の学生等を対象にしたプレゼンテーションや全身あん摩の実技交流や学校内の視覚障害に配慮した設備、補助機器、授業風景、治療風景および日本の視覚障害者の中で活発に行われているゴールボールとブラインドサッカー等について、映像や実技を交えて英語でプレゼンテーションを行った。また、地域住民の方々を患者として招き、教員の指導のもとで実際に日本の治療法で治療のデモンストレーションも行った。
生徒たちは、現地の学生の一生懸命に学ぶ姿に感動し触発され、今学んでいるあん摩実技の大切さ、授業内容や施設設備が恵まれていることの喜びも実感でき、この10日間の体験は、とても多くの学びの機会となった。