附属桐が丘特別支援学校生徒が学長室を表敬訪問
3月27日(水)、附属桐が丘特別支援学校(東京都板橋区)の高等部3年9名が、筑波大学本部棟にある学長室を訪ね、清水一彦学長代理との面会を果たしました。
同校からは、毎年年度末である3月下旬に高等部3年の生徒が筑波大学を訪れ、学長に面会して卒業報告を行うとともに、卒業記念として附属学校の上部組織である筑波大学のキャンパス体験を行っています。この日はあいにく朝から雨が降り続く1日となったため、キャンパスの雰囲気を満喫するまでには至りませんでしたが、学生食堂で昼食をとるなどいつもと違う雰囲気を味わうことができたようでした。
学長室では、笑顔で出迎えた清水学長代理を前に、生徒たちはやや緊張気味の面持ちになり、学校生活での思い出や春からの進路などを尋ねられてもなかなか言葉が出てこない様子でしたが、少し時間が経つとようやく気持ちも和らぎ、尊敬する人物などの問いかけに全員が答えていました。後輩のために大学への要望があるかとの問いかけには、間髪入れず「寒い校舎・狭いトイレの改善」や「老朽化した校舎の改築」と答え、清水学長代理が苦笑いするという場面も見られました。面会の最後には、この春から生徒2名が通う工房(松の実事業所)で作られたペン立てを清水学長代理に贈り、記念写真を撮影して学長室を後にしました。
同校を卒業した高等部3年生徒たちは、この日の体験を胸に刻み、4月から大学、訓練校、就労移行支援施設、作業所等での新しい生活をスタートさせることになっています。