附属視覚特別支援学校において「インクルーシブ教育システム構築モデル地域事業(スクールクラスター)」に係る研修会・情報交換会を実施
本年度の文部科学省受託事業「インクルーシブ教育システム構築モデル地域事業(スクールクラスター)」の一環として、5月9日(土)に附属視覚特別支援学校において、宮城教育大学名誉教授の猪平眞理氏を講師に研修会「視覚に障害のあるお子さんの子育てについて」を実施しました。視覚に障害のある乳幼児の保育や療育に関わる方々、約30名が参加し、豊かな知見と経験に基づいた講師の話に熱心に耳を傾け、日頃の保育の中で悩んでいることを講師に質問したり、情報の交換を行いました。
また、6月6日(土)には、視覚に障害のあるお子さんが在籍する保育機関を対象にした「情報交換会」を行い、保育園、幼稚園、こども園の園長をはじめ保育に携わる6園9名の先生方が集まり、日頃の保育の様子から、「どうやって行動の見通しをもたせればいいのか」「はさみの安全な使い方は?教えるステップは?」といった日常の保育活動の中で抱えている疑問等が出され、本校幼稚部が具体例や実際の教材等を提示しながら、視覚障害幼児への関わりや配慮等について説明しました。
参加者からは、「全盲の5歳児を預かっているけれど、みんなと同じようにやりたいという意欲がとてもあるので、どうすれば同じようにできるのか、具体的な方法を聴くことができ、とても参考になった。」「視覚特別支援学校で使っている教材がとても参考になり、また他の園の活動の様子も伺うことができ、今後の保育の参考にできる。」といった感想が出され、次回への期待も寄せられました。
6月13日(土)には、「ブラインドサッカーを体験しよう」と題しての第2回目の研修会を予定していますので、多くの皆さんのご参加をお待ちしております。