駐日欧州連合代表部から講師を招いてEUセミナー@筑駒を開催(附属駒場中・高等学校)
12月12日(水)、筑波大学附属駒場中・高等学校(筑駒)は、駐日欧州連合代表部から講師を招いてEUセミナーを開催した。
筑駒では、国際的に活躍できるリーダーの育成を目指し、国際交流の充実を図っており、その一環の企画である。
このセミナーは、EUスタディーズ・インスティテュート(EUSI)という一橋大学・慶應義塾大学・津田塾大学の3校によるコンソーシアムによる高校訪問プロジェクトの一つとして実現し、当日は、一橋大学の林秀毅教授による「The European Crisis and the European Integration」という講演、駐日欧州連合代表部のMr. Richard Kelner(Academic Cooperation Officer)による「An Introduction to the European Union and EU-Japan Relations」という講演をいただいた。どちらも英語での講演である。EUは、平和を守り経済と社会の進歩を促進するために結束した27の加盟国から成っている。1990年代には、 EU域内の国境の多くで入国・税関審査が廃止され、EU市民の移動がより自由になった。2002年1月1日には12カ国で単一通貨ユーロの流通が開始され、史上初めて単一の共通通貨が流通することとなった。日本との関係や直近のユーロ危機などにも触れつつ、EUの現状について詳しく講演いただき、参加した30名ほどの高校生たちは熱心に耳を傾けていた。講演後は、生徒が英語で質問を行った。生徒たちにとって本講演は、世界の動きを知るとともに、EUで働く人が個人として実際にどのような意見をお持ちなのかを知る良い機会となった。