9月のひとこと

早いもので、私が教育長に就任して5カ月が過ぎました。様々な課題が山積みですが、一つ一つ対処して行きたいと思います。ところで、附属学校教育局の概要とともに、ホームページもリニューアルしました。私の中学校時代の担任が、事あるごとに良く仰っていました。「何事もけじめが大切」と。お陰さまで、新校舎(筑波大学東京キャンパス文京校舎)が落成し(当分は、この環境に慣れるのに時間が少し掛かるでしょうが)、附属学校教育局と各附属学校の教職員が一丸となって、心機一転(けじめをつけて)、本来業務とともに、東日本大震災を皆で乗り越えて、新しい未来に向けて進んでいこうではありませんか。

このホームページでは、毎月、教育長の一言というコラムを設けました。正直なところ(私の提案ではありませんが)、私の姿勢を正すために良いツールだと心得て、精々、「毎月の一言」を欠かさないように心がけようと思う次第です。今、私は、新しい教育長室の窓から、加納治五郎の銅像がある占春園とその後ろに続く小石川植物園の緑の空間、おまけに東京スカイツリーが一望できます。私の専門が土壌学だからでしょうか、窓からみえる植物群(クスノキ、ケヤキ、アカメガシワ、ネムノキ、アオギリ、ネズミモチ、ヒイラギ、アメリカハナミズキ、ジンチョウゲ等など)はとても好ましく映ります。とくに、アオギリとネズミモチについた種子は、遠くからも一目でわかります。

さて、新校舎には、附属学校の教職員の方々が集い、色々な講演会、研究会・会議・話し合いなどができる部屋がいくつもあります。3つの拠点構想推進のための部屋も用意されています。しかし、箱モノはあっても、やはり、それを活用した中身が重要です。ある人が言いました「この新校舎に相応しい活発な研究・教育活動が生まれてくると良いのだが」と。正しくその通りで、IMAGINE THE FUTUREを胸に、ともに前進しましょう。