「2020年度スーパーグローバルハイスクール及びWWLコンソーシアム構築事業連絡協議会」開催

去る10月29日に「2020年度スーパーグローバルハイスクールおよびWWLコンソーシアム構築支援事業連絡協議会」(筑波大学主催)が、初めてオンラインで開催され、平成28年度SGH指定校11校・令和元年度WWL開発拠点校12校、令和2年度WWL開発拠点校10校などから関係者約133名(パネリスト39名・視聴者94名)が参加しました。

SGHは、グローバル・リーダー育成に資する教育課程等に関する研究開発を目的とし、平成26年度より実施されており、今年度が最終年度となっています。WWLは、将来、世界で活躍できる人材を育成することを目的とし、令和元年度より実施されています。

連絡協議会は、2事業の関係者が各校における研究の進捗状況や課題などについて情報共有を図ることを目的とし、荒井穂菜美筑波大学附属学校教育局特任助教の司会の下、茂呂雄二筑波大学副学長・附属学校教育局教育長による主催者挨拶から開催されました。

第一部は、「新型コロナウィルス感染症拡大の影響下における各指定校のSGH及びWWLの取組における工夫や困難な事例等」と題し、3つの学校(高槻高等学校・中学校、立命館宇治高等学校、愛媛大学附属高等学校)による事例発表が行われ、その後、濱本附属学校教育局次長による進行の下、意見交換を実施しました。

第二部は、「各事業実施に際しての各指定校におけるカリキュラム・マネジメントの検討例」と題し、2つの学校(大阪府教育庁高等学校課、宮城県気仙沼高等学校) による事例発表が行われ、その後、第一部同様の形で意見交換を実施後、両部合わせての総括を実施しました。

今年の新型コロナウィルス下でも積極的に取り組んでいる取組の紹介や各学校が困難な面に直面している点の共有、これまでの会場開催からオンライン会議開催に変わったことに伴う様々な変化(準備や内容等)、今後のカリキュラム編成を検討していく上での留意点等が意見交換されました。

両部の意見交換および総括を実施後、安彦広斉文部科学省高等学校改革推進室長による閉会挨拶が行われ、盛会の下に閉会しました。

今回の連絡協議会は初のオンラインとして開催されましたが、会場開催同様、各学校からは熱意ある意見や事例の共有がなされました。新型コロナウィルスという状況下ではありますが、各校の連携が更に深いものになり、研究開発が更に推進されることが期待されます。

連絡会の詳細についてはHPをご覧ください。https://sgh.b-wwl.jp/