「2021年度 WWLコンソーシアム構築支援事業およびスーパーグローバルハイスクール(SGH)ネットワーク全国高校生フォーラム」開催
本年12月19日(日)に「2021年度WWLコンソーシアム構築支援事業およびスーパーグローバルハイスクール(SGH)ネットワーク全国高校生フォーラム」(文部科学省・筑波大学主催)がオンラインで開催され、令和元年度WWL25校・令和2年度WWL24校・令和3年度WWL9校・SGHネットワーク62校の計120校の生徒及び関係者約500名が参加しました。
スーパーグローバルハイスクール(以下、SGH)の高校生が参加した平成29年度および平成30年度、新たにWWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業(以下、WWL)及び地域との協働による高等学校教育改革推進事業(グローカル型)の高校生も加わった令和元年度(平成31年度)、WWLおよびSGH最終年度の高校生が参加した令和2年度につづき、5回目の開催となり、全国規模で開催される国内で最大規模の高校生フォーラムとなっています。
本年度は、SGHネットワークの立ち上げ初年度となり、WWL事業やSGHネットワークに取り組んでいる高校生がオンラインにより一堂に会し、日頃取り組んでいるグローバルな社会課題の解決や提案等を話し合うとともに、各学校のプレゼンテーションについてコメント等で意見交換を行いました。
当日のプログラムとしては、開会式、プレゼンテーション、参加生徒交流会(テーマ別分科会)、文部科学省施策説明、受賞校の発表、講評、閉会式の構成(13:00-17:30)で行われました。
開会式は、前年度文部科学大臣賞を受賞した広島県立広島国泰寺高等学校が司会として、概要説明や諸連絡を行いました。
プレゼンテーションと参加生徒交流会(テーマ別分科会)は、SDGsの17目標に関わる4つの大きなテーマ:「格差のない社会をめざして」、「自然環境と生活」、「社会的環境と生活」、「持続可能な産業と開発」の下、10の分科会に分かれてZoomミーティングで開催しました。
プレゼンテーションでは、事前に提出した各校の発表内容の概要を英語等で説明した後、審査委員の先生から講評をいただくとともに、質疑応答が行われました。
参加生徒交流会(テーマ別分科会)は、プレゼンテーションの分科会と同じグループで行われ、筑波大学教員のアドバイザーと留学生のTAの進行の下、グローバルな社会課題の解決に向け高校生にできることは何か等、英語によるディスカッションを行いました。
文部科学省施策説明では、高校生の留学を応援するトビタテ!留学Japanに係る内容や支援体制について詳細な説明がされました。
受賞校の発表では、各賞(生徒投票賞、審査委員長特別賞、審査委員長賞、文部科学大臣賞の順)の発表が行われ、それぞれの受賞校のコメントの発表がありました。
閉会式では、幹事管理機関を代表して溝上智惠子筑波大学副学長・附属学校教育局教育長より講評があり、各賞の受賞校に対する称賛の旨および各学校がCovid-19禍で行われる国際事業に懸命に取り組んでいることへの感謝のことばが述べられました。
最後に総評として、鰐淵洋子文部科学大臣政務官より、海外連携校と一体となった国際的なイベントが開催できたことへの喜びと、今後も各高校生が今できる最大限の取組を積極的に実施し、将来のグローバルリーダーとして活躍することを期待する旨のメッセージをいただき、盛会のうちに会が終了となりました。
本フォーラムを通して、WWL事業関係校およびSGHネットワーク参加校間の更なる連携と成果の普及を図ることが期待されます。
新型コロナウィルス感染症の影響が前年度より続いていましたが、本フォーラムの開催にあたり、司会校を始めとして各関係者の皆様から多大なるご協力やご理解、ご支援をいただきました。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
フォーラムの詳細についてはWWLの特設HPをご覧ください。 https://sgh.b-wwl.jp/2021forum/
■文部科学大臣賞(1校)
立命館宇治高等学校
事業名 令和元年度WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業
テーマ名「Global Youth Fair「SURVIVE」~2030年、私達はもっと先を創造する~」
■審査委員長賞(2校)
宮崎県立宮崎大宮高等学校
事業名 令和2年度WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業
テーマ名「生ごみ、紙っちょんね! ~生ごみを資源化し、より良い循環型社会を目指す」
北海学園札幌高等学校
事業名 令和3年度WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業
テーマ名「ジェンダー平等な学校を目指して―「楽しさ」「友情」「平等」から創られる輝かしい始まり―」
■審査委員長特別賞(1校)
Saint Pedro Poveda College(フィリピン)
事業名 令和3年度WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業
海外連携校(拠点校: 京都先端科学大学附属中学校高等学校)
テーマ名「SDGSが相互に連携して変化をもたらす」
■生徒投票賞(4校)
神戸大学附属中等教育学校
事業名 令和2年度WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業
国内連携校(拠点校: 大阪教育大学附属高等学校平野校舎)
テーマ名「カテキン染色を用いた抗菌バッグの提案」
長崎県立長崎東中学校・長崎東高等学校
事業名 令和2年度WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業
カリキュラム開発拠点校
テーマ名「飲み込めるガムで発展途上国の口腔環境を改善できるか」
大阪府立三国丘高等学校
ネットワーク名 スーパーグローバルハイスクールネットワーク
テーマ名「Use Up Kitchen〜コロナ禍の飲食店を救え!規格外野菜で作るお手頃ヘルシーランチ〜」
金光学園中学・高等学校
ネットワーク名 スーパーグローバルハイスクールネットワーク
テーマ名「日本におけるESD ~これからの世界を支える教育とは~」
※ 指定年度・事業別順に記載しています。