令和2年度「共生社会を目指す芸術・文化交流の集い」

附属学校教育局主催により『共生社会を目指す「芸術・文化交流の集い」』を開催

 12月13日、附属学校教育局主催の「共生社会を目指す芸術・文化交流の集い」がオンラインで開催され、各附属学校の児童生徒および保護者約300人が参加して、熱心に視聴しました。

 第1部は、筑波大学附属視覚特別支援学校の音楽科を卒業したプロのヴァイオリン奏者で作曲家の穴澤雄介氏を迎え、「過去は変えられる、マイナスをプラスに」と題した講演を行いました。穴澤氏は、御自身で作曲された曲の演奏をはじめ、口笛やパーカッションを交えた演奏や、同視覚特別支援学校音楽科の永山教諭のピアノとの共演などで視聴者を魅了しました。また、自身の生い立ちとともに過去をプラスに変えた生き方について小学生にも分かりやすく語ってくれました。

 第2部は、本学に11校ある附属学校の児童生徒がリレー形式で発表する「プレゼンテーションリレー」。「共生」をテーマに、ダンスや芸術作品、附属学校間の交流の様子を紹介した動画などが発表されました。附属高等学校2年生が第2部の司会を務め、各学校のリレー発表を笑顔でつなぎました。

 発表後は穴澤氏と附属学校教育局の茂呂教育長のあたたかい感想で閉会となりました。視聴した参加者からは、各学校間で交流を持つことの素晴らしさが称賛されるなど、「共に生きる」ことの大切さと喜びが感じられました。普通附属学校6校と多様な特別支援学校5校を有する筑波大学独自の取組として、芸術・文化面での交流を継続して行うことへ大きな可能性を見出した企画となりました。

【演奏する穴澤雄介氏と伴奏する永山教諭の共演】

【附属高等学校生徒の紙人形劇 タイトル「人と人とのつながりを大切にしていこう」】

【感想を述べる茂呂教育長】

 

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