「WWLコンソーシアム構築支援事業および
スーパーグローバルハイスクール(SGH)ネットワーク 令和5年度連絡協議会」開催報告
6月30日(金)に、筑波大学東京キャンパスにおいて、「令和5年度WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業およびスーパーグローバルハイスクール(SGH)ネットワーク連絡協議会」(文部科学省・筑波大学共催)が4年ぶりに対面開催されました。WWLカリキュラム開発拠点校等25機関、SGHネットワーク参加校47校などから、117名が参加しました。
本連絡協議会は、WWL事業およびSGHネットワークの関係者が各校における研究の進捗状況や課題などについて情報共有を図ることを目的としております。
午前の部は、教育局の呑海沙織教育長による幹事管理機関挨拶、文部科学省の水田功大臣官房文部科学戦略官・教育改革特別分析官による文部科学省挨拶から始まり、文部科学省初等中等教育局参事官(高等学校担当)付の三井俊祐参事官補佐よりWWLコンソーシアム構築支援事業に関する事務局説明がありました。
続いて、WWL令和4年度指定校である名古屋国際中・高等学校、滋賀県立彦根東高等学校と、令和5年度個別最適事業指定機関である長野県教育委員会から、取組等発表がありました。先進的な取組や生徒の活躍の報告に対して、質問や活発な意見交換が行われました。これらの取組に対して、黒田一雄企画評価会議委員、橋本沙織企画評価会議委員からコメントがありました。
午後の部は、5~6名ずつに分かれたグループ別協議を、前半・後半でメンバーを入れ替えて50分×2回行いました。テーマとして、①ウィズコロナ・アフターコロナにおける海外交流活動について、②高大接続(先取り履修)の今後の展望、課題について、③開発したカリキュラムの展開・活用・発信における取組・課題について、のうち、いずれかを取り上げました。どのグループも非常に活発な意見交換がなされ、互いの事例や課題を共有し議論を深める有意義な時間となりました。
その後、会場を移した全体発表で、各グループにおける協議内容が共有され、発表内容に対する久野弘幸企画評価会議委員からのコメントがありました。
最後に、企画評価会議の萱島信子座長から代表挨拶・総評があり、日本の未来を作っていく世代の新たな学びを発展させていくとともに、探究の喜び・発見・力を伸ばしていくため関係者とともに努力していきたいという、全国の参加者に対する激励の言葉が述べられ、盛会のうちにプログラムが終了しました。
参加者からは、「対面開催は、やはり良いと素直に思いました。オンラインと違う先生方、文科省及び委員の方々の熱量が伝わりました」「対面で情報交換ができる機会があり、たいへん有意義でした」など、久しぶりの対面開催に対して好意的な意見が多数寄せられ、参加者アンケート(有効回答数61)での連絡協議会全体を通しての平均満足度は4.49(5点満点)でした。本連絡協議会で得た情報やネットワークを生かしながら、研究開発や関係事業がさらに推進されることが期待されます。
(参考:アンケート結果の概要はこちら ※PDFが開きます)
当日のプログラム、発表資料についてはHPをご覧ください。
https://b-wwl.jp/council/20230630_program/