令和7年度附属学校群の交流及び共同学習
つくばふぞく交流会‐11校が一つになる集い‐
筑波大学には、小・中・高等学校6校と特別支援学校5校の計11の附属学校があります。特に障害種の異なる特別支援学校(視覚、聴覚、知的、肢体不自由、知的・自閉)が複数ある点は、他に類をみないバラエティに富んだ学校群を形成しています。このように多様な幼児児童生徒が集まっている特徴を生かし、筑波大学附属学校群は、「筑波ならでは」といえる交流及び共同学習に取り組んでいます。
また、附属学校間の交流も盛んに行っています。
令和7年10月19日(日)、筑波大学附属学校教育局の主催で「つくばふぞく交流会‐11校が一つになる集い‐」を開催しました。
当日は、筑波大学の全附属学校(11校)から63名の児童生徒が参加しました。会場校である附属久里浜特別支援学校以外の児童生徒は、東京キャンパス文京校舎から大型バスに乗って会場に向かいました。到着後、会場校の児童と合流して開会式を行い、10班に分かれて活動しました。班構成は、視覚障害・聴覚障害・知的障害・肢体不自由・自閉症のある児童生徒と、障害のない児童生徒、そして、年齢も8歳から18歳までが混合する形としました。午前中は野比海岸を散策した後、国立特別支援教育総合研究所の体育館をお借りし、障害の有無や年齢に関わらず、誰もが一緒に楽しめるように考案されたユニバーサルスポーツである風船バレーを参考にしたスポーツ交流を行いました。
交流行事の活動内容は、バス内でのレクリエーションも含め、各附属学校から3名ずつの中高生が集まった生徒実行委員会が企画しました。多様な参加者に対して、「どうしたら全員が楽しめる活動になるか」、「どのような情報保障や配慮が必要なのか」といった点を中心に、5月から議論を重ねました。
初めての参加者もいて、各障害種の概要や障害のある児童生徒への接し方について、4都県にまたがる本学附属学校では参加者全員が一堂に会する形で事前学習を行うことも難しい状況の中、生徒実行委員会は様々な工夫を行いました。交流会当日に交換する名刺を作成するに際し、附属視覚特別支援学校の委員による点字の打ち方講習が行われ、講習を受けた生徒実行委員会委員が各校の参加者に点字を打ち方を教えられるようにしました。また、それぞれに必要な配慮を「障害理解」の動画にまとめ、事前提供を行った上で、バス内でも視聴しました。生徒実行委員会がこうした工夫を行うことで、それぞれの活動をスムーズに進行することができました。
昼食時間にはマシュマロ焼きを行いました。生徒実行委員がマシュマロ焼きの説明を行い、班ごとにマシュマロを焼いて楽しんでいました。
午後の活動は工作でした。今回の工作のテーマは「私たちだけの惑星を作ろう!」です。工作活動でも、手話や筆談を使ってやり取りする様子や、年長者が作業をわかりやすく説明したり、協力したりする様子が見られ、全員が参加する工作活動が進んでいきました。限られた時間の中、それぞれの班でさまざまなアイデアが詰まった素晴らしい作品が出来上がりました。
交流会での体験を基に交流行事として、令和7年12月13日(土)に共生シンポジウム-共生社会を目指す「つくばふぞく」の集い-を開催しました。
※ 本行事は、附属学校群の交流行事の意義に賛同される「あいおいニッセイ同和損害保険株式会社」様からいただいた寄附金を活用しています。
- 海岸で貝殻拾い
- 風船バレー
- 海を背に集合写真
- マシュマロ焼き
- 工作テーマ「私たちだけの惑星を作ろう!」