社会貢献プロジェクト
筑波大学では、教職員による多様な形での地域への貢献活動や取り組みを「社会貢献プロジェクト」として採択し、活動経費の支援を行っております。附属学校関係者によるプロジェクトは次のとおりです。
(最終更新:2022.8.12)
文京ラグビースクール活動支援
~小学生へのラグビー普及活動の一環として~
附属高等学校 山田 研也 教諭
文京区周辺の小中学生を対象に,2013年4月より開校している「文京ラグビースクール」(通称:BRS)の活動を,本学ラグビー部,附属高校ラグビー部およびそのOB会により支援する。東京都内,特に山手線内はグラウンド確保が難しく,2010年までラグビースクールは存在しなかった。文京区内に広大な敷地を有する附属学校のグラウンド,および日本選手権準優勝の実績を誇る本学ラグビー部の人材を有効に活用することにより,この地区におけるラグビーの普及に貢献することを目的とする。つくさか 食農体験活動支援プロジェクト
附属坂戸高等学校 深澤 孝之 副校長
本プロジェクトは、本校の長年にわたる農業教育の活動実績をもとに、坂戸市内外の小中学校や幼稚園などに対して、農業や食に関する様々な体験活動の支援を行うものである。また、本校農場をフィールドとした栽培飼育体験学習や、食や環境に関する学習機会の提供も行う。さらに食育支援事業として、小中学校の意向に合わせ栽培した野菜を、給食食材として提供する活動も行う。活動や学習にあたっては、コロナ禍での対応施策を順守しつつ、本校高校生との協働学習機会を積極的に導入し、より効果的で有効な機会の創出に努める。国内の聾学校に対する情報発信支援を目的とした専攻科出張授業
附属聴覚特別支援学校 武林 靖浩 教諭
現在、少子化や普通校への転入などにより聾学校に在籍する生徒数は年々減少してきている。各地の聾学校では生徒集団の規模も縮小し、教育活動の活性化に苦慮している現状がある。また近年少しずつ聴覚障害に対する社会の理解も進んできてはいるが、聾学校に対する一般的な認知度は低いままとなっている。こうした点に着目し、聾学校が地域の特色を織り交ぜながら、全国に向けてその存在をアピールできるようにするためのオリジナル動画制作を支援する出張授業を行いたいと考えた。視覚障害乳幼児とその保護者を対象とするオンライン教育相談体制の構築
附属視覚特別支援学校 髙橋 里子 教諭
視覚障害乳幼児の発達を促すためには早期からの専門的な関わりが欠かせない。乳幼児とその保護者への相談・支援は各地域の視覚特別支援学校等が担っているが、視覚障害者の数、学校数が非常に少ない。そのため同じ悩みをもつ保護者同士が出会う機会が少なく、また学校が居住区から遠方にあるために相談に出向くこと自体が困難な場合が多々あり、コロナ禍の中でより厳しい状況が生じている。そこで、本校では視覚障害乳幼児をもつ保護者を対象に、対面とオンラインのハイブリッド形式で教育相談を行うとともに、交流の場を設定していく。筑波大学令和4年社会貢献プロジェクトの詳細はこちら