小学部6年生社会科 出前授業 「茶の湯に親しむ」

2月24日に、茶道(裏千家)の先生が来校して、小学部6年生を対象に出前授業を行いました。
6年生は2学期の歴史の時間に、室町時代から現在まで受け継がれている文化の一つとして、「茶の湯」の学習をしています。今回は机上で学んだ知識を活かしながら、実際に「茶の湯」の文化に触れて親しむことを目的として、授業に臨みました。

最初に、お茶で使う道具についての説明を受けました。児童たちは、見慣れない道具を熱心に観察していました。
次にお茶のいただき方のデモンストレーションを見学した後、いよいよ実際にお茶をいただきました。彩り豊かな和三盆のお菓子を、ていねいに口に運んだ後で、教えてもらった作法にそって、静かに薄茶をいただきました。
それぞれ、お茶碗を上手に扱うことができました。友だちと一緒に、お茶碗や扇子の絵柄を楽しみながら見比べている児童もいました。

後半では自分で茶筅を持ってみて、お茶を点てる体験をしました。
「なかなか泡立たないよ。」「先生が入れてくれたお茶とは、色がちがうよ。」と感想を言いながら、それぞれに自分で点てたお茶をゆっくりと味わいました。

授業後は、「お茶に興味を持った。」「習ってみたくなった。」という児童からの声が弾みました。
児童の心にいつまでも残る、貴重な機会となりました。

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