鍼灸手技療法科2年 
校外特別研修


 鍼灸手技療法科第2学年の校外特別研修では、進路の選択肢の一つであるヘルスキーパー(企業内で社員の健康増進のためにマッサージを行う職種)への理解を深めるため、三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社様を訪問しました。同社の健康推進室で働く、本校卒業生2名を含む4名のヘルスキーパーの方々からは、ヘルスキーパーを進路として選んだ理由や日々の業務の実際についてお話を伺いました。また、人事部健康推進室の室長である阪本大志様からは、企業におけるヘルスキーパーの役割や意義について、質疑応答を交えながら詳しくご説明いただきました。学生からは、「正社員として勤務時間や休暇が決まっており、ワークライフバランスが整っている点に魅力を感じた」や、「施術後に必ずワンポイントアドバイスを行うことで、社員の健康意識が高まることを知った」などの感想がありました。さらに、卒業生から実際に施術を受け、「学校での実技授業と現場の施術の違いを実感した」等の声もありました。

 午後は築地へ移動し、勝鬨橋を見学したり、場外市場を散策したりしました。最後に、築地の市場橋公園にある「東京盲唖学校発祥・日本点字制定の地の碑」を訪れ、碑に点字で刻まれた149年前から始まる本校発祥の歴史に(指で)触れました。
 また、今回の特別研修には筑波大学の学生2名が介護等体験のために参加し、一日を通して本校学生の歩行ガイドを務めました。体験後、「事前に歩行ガイドの練習をしていたが、食事の際の支援は初めてで勉強になった」「一日を共に過ごした経験を、今後視覚障害者と接するときに生かしていきたい」との感想が寄せられ、視覚障害理解の一助となりました。

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