WWLコンソーシアム構築支援事業および
スーパーグローバルハイスクール(SGH)ネットワーク
「2023年度全国高校生フォーラム」開催

本年12月17日(日)に「2023年度全国高校生フォーラム」(※1)(文部科学省・筑波大学共催)が開催され、文部科学省が実施しているWWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業(※2)およびスーパーグローバルハイスクール(SGH)ネットワーク(※3)に参加する国内外の109校(WWL55校、SGHネットワーク54校/ポスター掲示による参加6校を含む)の生徒および関係者約450名が国立オリンピック記念青少年総合センターに集いました。

当日のプログラム
開会式 10:00~10:10
ポスターセッション・生徒交流会(ディスカッション)10:25~11:50
(昼休み)
ポスターセッション・生徒交流会(ディスカッション)12:55~14:20
表彰式・閉会式 15:00~16:00

プログラムの詳細は、パンフレットデータでもご覧いただけます。

フォーラム全体の進行は、前年度文部科学大臣賞を受賞した渋谷教育学園渋谷高等学校の生徒2名が総合司会として担当し、開会式では、幹事管理機関を代表して呑海沙織筑波大学副学長・附属学校教育局教育長によるご挨拶をいただき、その後、全体説明等を行いました。

ポスターセッションでは、日頃取り組んでいるグローバルな社会課題の研究内容や解決にむけた提言等に関するプレゼンテーションを英語でおこなった後、審査委員による質疑応答が行われました。
生徒交流会(ディスカッション)では、20名程度のグループをつくり、アドバイザーの筑波大学教員、アシスタントの筑波大学の学生に助言などをいただきながら、「Diversity」をテーマに種々のグローバルな社会課題を取り上げ、解決に向け高校生にできることは何か等、英語によるディスカッションを行いました。

表彰式・閉会式では、優秀なポスター発表を行った学校に贈られる各賞(文部科学大臣賞、審査委員長賞)および新設された優秀ポスター賞の受賞校の発表が行われました。また、WWL企画評価会議座長の萱島信子氏(独立行政法人国際協力機構 緒方貞子平和開発研究所顧問兼シニアリサーチアドバイザー)より講評をいただき、最後に総評として安江伸夫文部科学大臣政務官よりビデオメッセージをいただきました。
萱島氏、安江氏からは、本フォーラムが、国内外の多数の高校生が一同に会し、日頃の成果を発表し、語り合い、学び合う貴重な機会となったことへの喜びが述べられ、将来、社会課題解決に積極的に関わることのできるグローバルリーダーとして活躍することを期待する旨のメッセージをいただき、盛会のうちに終了となりました。

本フォーラムを通して、WWL事業関係校およびSGHネットワーク参加校間の更なる連携と成果の普及が図られることが期待されます。本フォーラムの開催にあたり、司会校を始めとして各関係者の皆様から多大なるご協力やご理解、ご支援をいただきました。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

全国高校生フォーラムの詳細については、WWLの公式ホームページをご覧ください。

 

■文部科学大臣賞(1校)
岡山県立岡山城東高等学校
カテゴリ:スーパーグローバルハイスクール(SGH)ネットワーク
ポスタータイトル:「日本の英語教育と狭まる私たちの未来」

■審査委員長賞(1校)
愛知県立千種高等学校
カテゴリ:WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業
ポスタータイトル:「多角的な視野を持つ人材の育成を目指して」

■優秀ポスター賞(4校)
広島県立広島中学校・広島高等学校
カテゴリ:スーパーグローバルハイスクール(SGH)ネットワーク
ポスタータイトル「卵殻や卵殻膜を用いた水質浄化」

大阪府立千里高等学校
カテゴリ:スーパーグローバルハイスクール(SGH)ネットワーク
ポスタータイトル「ADHDの特性を持った子ども達にとって有用な視覚教材の見直しと開発について」

名古屋大学教育学部附属中・高等学校
カテゴリ:WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業
ポスタータイトル「どこでもEnglish! ~英語教育の地域格差をなくすために~」

宮崎県立宮崎大宮高等学校
カテゴリ:WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業
ポスタータイトル「Fish’s dish ~新たな餌原料の提案、養殖漁業の発展を目指して~」

※1)全国高校生フォーラム
平成29年度より開催され、本年度で7回目となる国内で最大規模の英語使用の高校生フォーラムです。
(参加対象校)
平成29年度・30年度:SGH校が参加
令和元年度:SGH校に加え、WWLおよび地域との協働による高等学校教育改革推進事業(グローカル型)の高校が参加
令和2年度:SGH校(最終年度)およびWWL校が参加(オンライン開催)
令和3年度・4年度:WWL校およびSGHネットワーク参加校が参加(オンライン開催)
令和5年度:WWLおよびSGHネットワーク参加校が参加(4年ぶり対面開催)

※2 )WWL事業
令和元年度から実施されている、将来、世界で活躍できるイノベーティブなグローバル人材を育成することための高度かつ先進的なカリキュラム研究開発を目的とした事業。

※3 )SGHネットワーク
令和2年度までの事業であったSGH等のイノベーティブなグローバル人材育成を実践する事業の成果を踏まえ、令和3年度以降も継続的発展的に取り組む高等学校等を対象としたネットワークを構築し、SGH等の成果普及と持続可能なグローバル人材育成ネットワークづくりの推進を目的とした事業。