「WWLコンソーシアム構築支援事業および
スーパーグローバルハイスクール(SGH)ネットワーク
令和6年度連絡協議会」開催報告

 6月28日(金)に、筑波大学東京キャンパス文京校舎において「令和6年度WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業およびスーパーグローバルハイスクール(SGH)ネットワーク連絡協議会」が開催されました(文部科学省・筑波大学共催)。WWLカリキュラム開発拠点校等29機関、SGHネットワーク参加校45校などから、約100名が参加しました。
 本連絡協議会は、WWL事業およびSGHネットワークの関係者が各校における研究の進捗状況や課題などについて情報共有を図ることを目的としております。

 午前の部は、幹事管理機関を代表して呑海沙織筑波大学副学長・附属学校教育局教育長による開会挨拶、および田中義恭文部科学省初等中等教育局参事官(高等学校担当)による文部科学省挨拶をいただき、その後、WWL取組発表を行いました。地域ALネットワークである大阪教育大学、WWL令和5年度指定校である福島県ふたば未来学園中学校・高等学校、および山梨県甲府第一高等学校から発表があり、先進的な取組みや生徒の活躍の報告に対して、活発に質問や意見が寄せられました。また、これらの取組みに対して、久野弘幸企画評価会議委員(中京大学教養教育研究院教授)からコメントをいただきました。

 午後の部は、①グローバル人材育成の強化について、②高度な学びを提供するための取組みについて、③開発したカリキュラムの展開・活用・発信における取組・課題についてのテーマごとに、5~6名ずつにわかれてグループ別協議を行いました。第1部・第2部でメンバーを入れ替え50分×2回行いました。どのグループも非常に活発な意見交換がなされ、互いの事例や課題を共有し議論を深める有意義な時間となりました。
 その後、会場を移した全体発表で、各グループにおける協議内容が共有され、発表内容に対して佐藤真久企画評価会議委員(東京都市大学環境学部教授)からコメントをいただきました。
 最後に、萱島信子企画評価会議座長(独立行政法人国際協力機構 緒方貞子平和開発研究所顧問兼シニアリサーチアドバイザー)から挨拶があり、日本の未来を作っていく世代の新たな学びを発展させていくとともに、探究の喜び・発見・力を伸ばしていくため関係者とともに努力していきたいという、全国の参加者に対する激励の言葉が述べられ、盛会のうちにプログラムが終了しました。
 本連絡協議会で得た情報やネットワークを生かしながら、研究開発や関係事業がさらに推進されることが期待されます。

当日のプログラム、発表資料については下記WEBページをご覧ください。

WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業 令和6年度連絡協議会ページ