もっと知りたい!「科学の芽」の世界PART9 発売
「科学の芽」賞の受賞作品を収録した『もっと知りたい!「科学の芽」の世界 PART9』を刊行しました。
「科学の芽」賞は、筑波大学の前身である東京教育大学の学長を務めるなど、筑波大学にゆかりのあるノーベル物理学賞受賞者の朝永振一郎博士の功績を称え、それを後続の若い世代に伝えていくとともに、小・中・高校生を対象に自然や科学への関心と芽を育てることを目的としたコンクールで、賞の名称は、朝永博士が科学について述べた次の言葉から誕生しました。
「ふしぎだと想うこと これが科学の芽です よく観察してたしかめ そして考えること これが科学の茎です そうして最後になぞがとける これが科学の花です」
平成18年度の朝永振一郎生誕100年記念事業としてスタートした「科学の芽」賞は、今年で19回目を迎えます。9冊目の刊行となる本冊子は受賞作品に筑波大学附属学校教諭のコメントに加え、今回新たに「科学の芽」賞を受賞者した先輩研究者からのメッセージを収録しました。
収録されている主な受賞作品のタイトルは次のとおりです。
第1章 「科学の芽」の発見 ~めざせ科学っ子~ (小学生の部)
○“暑さ”“寒さ”を1番しのげるのはどれ?「快てきな小べや」研究
○どういうスプーンだったら、ヨーグルトカップがたおれないか?
ほか 計18編
第2章 「科学の芽」を育てる ~発明・発見は失敗から~ (中学生の部)
○ザリガニが脱皮をしたあとに現れる新しい殻はどこでどのように作られているのか?
○ドクダミの独特な匂いに迫る ~デカノイルアセトアルデヒドが与えるアレロパシー効果とは~
ほか 計14編
第3章 「科学の芽」をひらく ~未知への探検に乗り出そう~ (高校生の部)
○アリジゴクの繭作りの要因~蛹化要因と臨界サイズの特定~
○岐阜市長良川堤防に生息するジャコウアゲハとホソオチョウの競合について
計2編
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- もっと知りたい!「科学の芽」の世界PART9
[書籍情報]
編者:「科学の芽」賞実行委員会 発行:筑波大学出版会 発売:丸善出版株式会社
〇紙版
BS判並製202頁定価3,300円
ISBN978-4-904074-82-4 C0040
〇電子版
ISBN978-4-904074-83-1
販売:VarsityWave e-Books Maruzen eBook Library KNOWLEDGE WORKER
※第19回「科学の芽」賞の募集について
●募集内容
自然現象の不思議を発見し、観察・実験して考えたことをレポート10枚以内にまとめましょう。
●応募資格
日本の学齢基準における小学3年生~高校3年生
●応募期間
2024年8月19日(月)~9月17日(火) 〔消印有効〕
●応募・問い合わせ先
筑波大学東京キャンパス事務部学校支援課
〒112-0012 東京都文京区大塚3‐29‐1 ℡03‐3942‐6806
Webサイト :https://www.tsukuba.ac.jp/community/students-kagakunome/
E-mail:kagakunome#@#un.tsukuba.ac.jp
(※「#@#」を「@」に置き換えてください。)