2020年度全国高校生フォーラムを開催

去る12月20日に「2020年度スーパーグローバルハイスクールおよびWWLコンソーシアム構築支援事業全国高校生フォーラム」(文部科学省・筑波大学主催)が、初めてオンラインで開催され、平成28年度SGH指定校11校・SGHアソシエイト1校・令和元年度WWL31校・令和2年度WWL22校など計65校関係者500名程度が参加しました。

スーパーグローバルハイスクール(SGH)(以下、SGH)の高校生が参加した平成29年度および平成30年度、新たにWWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業(以下、WWL)及び地域との協働による高等学校教育改革推進事業(グローカル型)(以下、グローカル型)の高校生も加わった平成31年度につづき、4回目の開催となり、全国規模で開催される日本で最大規模のフォーラムとなっています。

SGH事業及びWWL事業に取り組んでいる高校生がオンラインにより一堂に会し、日頃取り組んでいるグローバルな社会課題の解決や提案等を話し合うとともに、英語でのポスター発表を映像により発信しました。

当日のプログラムとしては、開会式、生徒交流会、総会、閉会式の4部構成(13:00-16:00)で行われました。

開会式は、司会校である渋谷教育学園渋谷高等学校の英語での開会宣言の後、概要説明や諸連絡を行いました。

生徒交流会は、国際的な課題意識をもった生徒が参加し、ポスタープレゼンテーションの発表テーマに関するSDGsの17目標について、4つの大きなテーマ:「格差のない社会をめざして」、「自然環境と生活」、「社会的環境と生活」、「持続可能な産業と開発」の下、さらに小グループに分かれた計8分科会のZoomによるWebinarで開催し、グローバルな社会課題の解決に向け高校生にできることは何か等、英語でディスカッションしました。

総会は、各賞(生徒投票賞、審査委員長特別賞、審査委員長賞、文部科学大臣賞の順)に発表が行われ、各賞の発表毎に、受賞校からの発表の主なポイント紹介とポスタープレゼンテーションの動画での配信が行われました。

その後、幹事管理機関である茂呂雄二筑波大学副学長・附属学校教育局教育長より講評が行われた後、SGH座長の二宮皓広島大学名誉教授およびWWL座長の鎌田薫前早稲田大学総長からも講評がありました。

総会の最後には、総評として、鰐淵洋子文部科学大臣政務官より映像が配信され、いま現在のコロナ禍における各学校への取組の感謝の念と、今後もいまできる最大限の取組を積極的に実施してほしいという趣旨のメッセージをいただき、盛会のうちに会が終了しました。

SGH事業は最終年度を迎えましたが、本フォーラムを通して、WWL事業関係校間の更なる連携と成果の普及を図ることが期待されます。

新型コロナウィルスの感染拡大が生じている中、本フォーラムでは、司会進行・運営等多大なるご協力やご理解、ご支援について、司会校を始めとする各方面の皆様からいただきました。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

フォーラムの詳細についてはHPをご覧ください。https://sgh.b-wwl.jp/2020forum/

文部科学大臣賞(1校)

・広島県立広島国泰寺高等学校(WWLカリキュラム開発拠点校)

テーマ「海環境におけるマイクロプラスチック(MP)汚染指標の作成」

事業名 WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業

審査委員長賞(2校)

・長野県松本県ケ丘高等学校(WWL共同実施校)

事業名 WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業

・大阪府立三国丘高等学校(WWL国内連携校・H26SGH指定校)

事業名 WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業

■審査委員長特別賞(1校

・フィリピン大学附属ルーラル高等学校(フィリピン)(WWL国外連携校)

事業名 WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業

■生徒投票賞(4校)

・高槻高等学校・中学校(H28SGH指定校)

・筑波大学附属高等学校(WWL国内連携校・H26SGH指定校)

・静岡県立三島北高等学校(WWLカリキュラム開発拠点校・H26SGH指定校)

・立命館宇治高等学校(WWLカリキュラム開発拠点校・H26SGH指定校)

※ 指定年度・事業別順に記載しています。