ハートネットTV「心を拓(ひら)く 生物教室」のご紹介

5月6日にNHK EテレのハートネットTVで、中学部1年理科の授業とホームルームの様子が放送されました。昨年度一年間、取材があり、それを30分に編集したものです。再放送は、以下の通りです。ぜひご覧ください。

5月13日(水)午後1時05分~35分


中1理科(生物範囲)の授業では、1年間をかけて、植物の葉や動物の骨格標本の観察を行い、指先から感じ取った大きさ、形、表面の手触り、へこみや膨らみ、固さ・柔らかさ、穴や突起の向きや、匂いなど気づいたことを言葉にしていきます。
自分で発見できた喜びとともに、情報を他者に伝え共有するための言葉は、事物をじっくり観察し、対話によって言語化することを繰り返しているうちに次第に洗練され、他の人にも通じる表現となっていきます。よくみて(観て)、よく考えて、よく表現する授業は、理科だけでなく、本校の教科教育でとても大切にしていることで、アクティブラーニングの原点といえます。
再放送や見逃し配信がありますので、この機会にぜひご覧ください。

(1)ハートネットTV「心を拓(ひら)く 生物教室」

(2)ハートネットTV「心が踊る生物教室」の再放送は終了しましたが、見逃し配信はNHKプラスで5月7日まで、
3分間のダイジェスト版(YouTube 字幕は英語版)は約1年間配信中です。

(3)本校において長年大切にされてきた授業形態や触る観察について、もっと詳しく知りたい方には、以下の本をお薦めします。

『手で見るいのち ある不思議な授業の力』 岩波書店 2019年 柳楽未来 著
「目の見えない子どもたちが動物の骨に触る、風変わりな生物の授業、
歳月をこえて伝えられてきた、その本質とは? 学ぶってなんだろう?」

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