筑波大学附属聴覚特別支援学校
創立150周年記念事業

筑波大学附属聴覚特別支援学校 創立150周年記念事業

筑波大学附属聴覚特別支援学校は、2025年5月22日に創立150年を迎えます。
150年の歩みから、主な出来事をピックアップして紹介します。

「本校歯科技工科の閉科」

1971(昭和46)年、東京教育大学附属聾学校高等部専攻科に「歯科技工科」が設置され、第1期生6名が入学しました。歯科技工士は歯科医療に欠かすことのできない、国家資格を持った医療技術者です。聴覚障害者にとってハンディキャップの少ない職業と注目され、1963(昭和38)年に聴覚障害者を対象とした全国初の歯科技工士養成機関として大阪府立堺聾学校歯科技工科が設置されました。次いで8年後に本校歯科技工科、さらにその10年後に北海道高等聾学校歯科技工科が設置されました。

 

大阪府立堺聾学校歯科技工科と北海道高等聾学校歯科技工科は既に閉科し、本校歯科技工科は2025(令和7)年3月をもって閉科しました。しかし、歯科技工士は聴覚障害者が最も多く従事している医療職種であり、今後も聴覚障害者の活躍が期待されるところです(筑波大学附属聴覚特別支援学校150周年記念誌編集委員会,印刷中)。

文献
筑波大学附属聴覚特別支援学校150周年記念誌編集委員会(印刷中)歯科技工科の教育.筑波大学附属聴覚特別支援学校150周年記念誌,60-63.

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