オリンピック・パラリンピック教育の推進
「高校生のためのオリンピック・パラリンピックボランティア講座」を開催
平成29年10月28日(土)に「高校生のためのオリンピック・パラリンピックボランティア講座」が、本学東京キャンパス文京校舎を会場に開催されました。
本講座は、2020年のオリンピック・パラリンピック東京大会におけるボランティア育成の一環として開催されたものです。オリンピックやパラリンピックの価値を理解し、おもてなしの心やマナーを身につけたボランティア、障害のあるアスリートにも対応できる知識と技術を持つボランティアの育成を図るものです。本学附属学校(普通附属・特別支援附属)及びお茶の水女子大学附属高等学校の生徒(高校生)34名が参加しました。
宮本信也附属学校教育局教育長の挨拶の後、講義、講義・実習①、講義・実習②が行われ、3時間を超える講座でしたが、生徒は高い興味・関心を持って、真摯に講座を受講しました。
最初に、本学体育専門学群長真田久教授の「オリンピック・パラリンピックとボランティア」の講義があり、オリンピック、パラリンピック、ボランティアの基礎・基本について、生徒は具体的に理解することができました。
次に講義・実習①として、江上いずみ本学客員教授の「グローバルマナーとおもてなしの心」についての講義と実技指導が行われました。握手や挨拶等、グローバルマナーやおもてなしの心を表す態度について、実習を通して具体的に楽しく学びました。
最後に講義・実習②として、「視覚障害者の援助」について、本学特別支援教育研究センター(附属視覚特別支援学校)氣仙有実子教諭の講義と実技指導が行われました。点図を触って図形を認知・弁別する体験や、視覚障害者の歩行支援について生徒二人のペアで体験学習を行いました。初めての体験でしたが、楽しく興味深く学びました。
講座が終わって、講師の先生に更に深く質問するなど、オリンピック・パラリンピックとボランティアについて理解が深まり、より関心が高まりました。それは、講座終了後記述のアンケートにも表れていました。
ボランティア講座の講義・実習・体験を通して、オリンピックやパラリンピックを理解し、ボランティアの精神や、知識、技術、態度を学び、オリンピック・パラリンピックとボランティアについて考えを深める機会となりました。「一人ひとりに合ったおもてなしができるように、日頃から相手のことを考えて行動したい」「今後、視覚障害者のサポートを積極的に行いたい」等のアンケートに、そのことが述べられていました。