インド・オディシャ州政府からの視察

 インド共和国オディシャ州では、障害種に対応した高等教育機関の設立を目指しています。そこで、州政府の長官、次官、議長等が、本校を含め視覚障害関係機関を視察する目的で来日しました。
 本校には、視覚障害の特性に応じた理科・数学教育の専門性とその実践方法を学ぶと共に、障害者に対する高等教育の実現を可能にする訓練や技術革新の理解を目的として、3月17日・18日に来校しました。
 具体的には、高等部化学の授業や専攻科鍼灸手技療法科の解剖学、鍼実技などの見学をしながら、活発な意見交換を行いました。また、点図を含む点字教科書や視覚障害の特性に応じた教科教育、職業教育の教材教具、ICTの有効活用などについて、助言などを行いました。
 今回の来校にあたっては、8月に青木校長および専攻科鍼灸手技療法科前田主任、国際担当寺﨑教諭が、オディシャ州を訪問し、グジャラート州において既に本校が導入支援を行った理療教育の展開についての協議や、障害者に対する教育に関する意見交換を行ったことが背景にあります。
 今後も、インドの視覚障害教育を支援する取り組みを継続していきたいと考えています。

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